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by math90
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クローズアップ現代

9月28日(水)、NHKのクローズアップ現代で、「ヤギから学ぶ算数・国語」と題して、長野県伊那市にある市立伊那小学校における「総合学習」についての番組が放送されました。伊那小学校は、既に30年前から総合学習を導入してきたそうです。

総合学習は3年前から、全国的に導入されましたが、子供たちの学力低下から、現在その存在意義が問われています。そのような中でも、伊那小学校は、高学年の総合学習に、教科の要素を多く取り入れて、実体験にもとづく学習により、子供たちの意欲を育てようと取り組んでいるそうです。

番組では、総合学習の中で、6年生が「速さ」を学習する様子が紹介されました。子供たちが、川で、流れの速さを測り、その後教室で、速さの授業が展開されていました。子供たちの生き生きとした様子がよく分かりました。このようにして導き出された公式なら、忘れないかもしれません。

ただ、このような授業を見ると、先生方の努力と情熱に頭を下げつつも、一つ心配が浮かんでしまいます。

確かに「実体験」からの導入は、子供たちにとって、分かりやすく、馴染みやすく、意欲的になると思います。けれども、数学には、「実体験」できないことがたくさんあります。 数学は、とらえどころのない抽象的な概念からスタートすることも多いと思います。(もちろん「実体験」が有効なところもあります。)

高学年の算数は、近い将来、算数から数学の世界へ入っていく難しい段階にあると思っています。伊那小学校の速さの授業は、数学ではなく、物理や地学に繋がっていく学習と思いました。子供たちが、これを算数と捉えてしまうと、算数から数学へのハードルがまた一つ高くなってしまうのでは、という心配が浮かんでしまいました。





                     
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by math90 | 2005-09-30 10:31 | 教育・子育て理念
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