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線分図の例
実際に文章題を線分図で解いてみましょう。どちらも文章題の3ステップの(Ⅰ)を飛ばして、いきなり(Ⅱ)へいこうとして間違える典型的な問題です。 <例題2> みちこさんとよしこさんとけいこさんが、背比べをしました。みちこさんは、よしこさんより、8cm背が高く、けいこさんはよしこさんより、2cm背が低かったです。みちこさんと、けいこさんの、身長の差は何cmでしょうか。 このとき、「差」というキーワードからすぐ引き算と読み取ってしまいます。 8-2=6 の式は誤りです。 これを線分図で表してみると、 となります。「差」というキーワードがありますが、これは足し算であることが分かります。そこで、 8+2=10 の式が組み立てられ、 答え:10cm となります。 <例題3> けんじ君のお父さんは34歳です。お父さんの年齢は、けんじくんの年齢の3倍より2歳若いです。けんじくんは何歳でしょうか。 これは、問題文に出てきた順番で数字をつかってしまいます。 34÷3-2=? という式をたてて、答えが割りきれない! となってしまいます。 これを線分図で表してみると、 となるので、[若い」が引き算にならないこと、また、まず3で割るのではないことが分かります。そこで、 (34+2)÷3=12 の式が組み立てられ、 答え:12歳 となります。 このように、ステップ(Ⅰ)として線分図をかくことによって、情報の関係を目で見て把握することが、とても大切なわけです。 文章題の学習には、文章題の3ステップの(Ⅰ)、(Ⅱ)を分けて考えることを意識し、ステップ(Ⅰ)として線分図をかくことを、低学年のうちから、是非習慣ずけてほしいと思います。
by math90
| 2005-10-13 20:39
| 文章題
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