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by math90
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学ぶモチベーション

算数の学習をするときに、もっとも現実的な問題は、いかに子供たちが進んで取り組むようになるのか、ということでしょう。

よくクローズアップされる方法として、「楽しい教材」を使用することが挙げられます。内容の面白い教材や、ゲーム感覚の教材、体験や実験を伴う教材などです。小学生にはこれらの「楽しい教材」は、とても有効でしょう。

けれども、「楽しい教材」は、自転車の補助輪のようなものではないかと思っています。

補助輪は、初心者が自転車に乗る時に、抵抗感を減らしてくれて、とても有効です。けれども、補助輪に頼りすぎては、なかなか補助輪なしで乗ることはできなくなります。そして、補助輪を付けたままでは、本当の自転車の爽快感は味わえません。「楽しい教材」は、そんな補助輪に似ていると思うのです。

補助輪を付けて練習するよりも、はじめから補助輪なしで練習するほうが、うまくいく場合もあります。補助輪の必要のない子供もいます。もちろん、補助輪を上手に使ってスムーズにはずせる子供もいるでしょう。補助輪(楽しい教材)は、子供によってその扱い方を変えねばならず、意外と難しいというのが正直な感想です。

では、子供たちのモチベーションを高めるには、どうしたらよいでしょうか。

それは、「できた」という経験を重ねることと思います。できなかったことが、できるようになる、という喜びは、かなりのモチベーションになると思います。算数は、この「できた」ことをストレートに実感できるものであると思います。

たとえ楽しくなくても、困難なことがあったとしても、それを乗り越えて「できるようになることが楽しい」ということを、子供たちに気づいてほしいと思っています。そして、その楽しみこそ、モチベーションを引き出すことになるのではないかと思っています。

算数の学習の導入は、どんな形にせよ、いずれは、「わかるようになる喜びを知る」ということが、「学ぶ」ことの最終目的の一つであることを見据えて、子供たちに、「できた」喜びを、重ねていってほしいと思います。

それゆえ、子供たちが、素直に「できた」と喜べるような、それぞれの子供にあったレベルとそれぞれの子供に見合った量の学習になっていることが、最も大切なことと思います。




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by math90 | 2005-11-15 16:30 | 教育・子育て理念
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