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by math90
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大学入試センター試験

私の担当している中で最年長の生徒は、文学部志望の既卒生のAさんです。昨年、センター試験の数学ができなかったとのこと。予備校に通っていましたが、さらなる補習が必要とのことで、この1年、センター試験の数学ⅠA、ⅡBの対策をしてきました。

彼女は、将来は作家志望とのこと。時折、好きな作家の話、心理学の話、歴史の話などをしてくれます。数学のときとは違い、思いをこめて熱く語ってくれる様子を見て、「本当に、好きなんだな。」としみじみ感じます。

数学の指導に携わるものとして、どんな生徒にも数学の世界に導きたいという思いは強くあります。「解法のパターンを暗記して、問題を解くことが数学なのではない。数学の世界は、考え方、ものの見方の中にこそある。」と。

が、すべての生徒にとって、それらが興味の対象になるとは限りませんし、将来必要なものとも限りません。すでに、自分の進みたい道を見つけている彼女もその一人です。では、彼女にとっての数学とは、いったい何だったのでしょうか。

「何にでも、興味を持つことが、作家としては大切なこと。」と言う彼女ですが、数学には、どうしても興味がもてなかったとのこと。センター試験という強制がなければ、数学とこれほどかかわることも無かったそうです。

私はこの1年、もちろん、解法のパターンを中心に教えてきましたが、数学的なものの見方、考え方を最も強調したつもりです。因数分解とは、多項式の特徴を知るための変形、微分とは、曲線の特徴を調べる虫眼鏡のようなもの、などの話もしてきました。そして、全く別の価値観を学ぶことは、これからの人生の中だけでなく、将来の作品の中でも、きっと生きてくるはずだと言い続けてきました。

彼女が、「人生最後の数学」と言い切るセンター試験まで、あと1ヶ月になりました。そんな彼女に私が今できることは、1点でも取りこぼさないように訓練することです。「この1年本当によく頑張ったね。数学は、もう十分だね。」と心でつぶやきつつも、ストップウォッチ片手に、過去問に向う彼女に活を入れます。

文系志望の受験生の皆さん、あと少し!! がんばれ!!



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by math90 | 2005-12-21 14:53 | 高校の数学
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