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by math90
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「計算ミス」の言葉の怖さ

しばらくの間、数学が苦手な中学生の状況について、取り上げようと思います。ほとんどの生徒は、中学校から数学が苦手になったと思っているようですが、その学習の仕方をみると、その原因は小学校時代に遡ることが多いと思うので、算数とは離れますが触れたいと思います。

まず、計算です。計算が苦手な生徒が最も注意しなければならないことは、キチンと理解できていないものを、単なる「計算ミス」として見逃しているということです。計算の仕方の理解が曖昧なために生じた間違えも、「計算ミス」として軽く考えていることが多いということです。

さらに、なんとなく分かっている生徒は、すべてが誤りと言うわけでないので、理解できていないことを、ますます見逃しやすくなっていると思います。例えば、
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ほんの一例ですが、これらは、ケアレスミスによる計算ミスではありません。正解したときは、たまたま正解と同じ答えになっただけなのです。ところが、本人はそうは思っていないので、軽く考えています。結果として、いつまでも同じような間違えを繰り返します。

さらに困ったことに、なんとなく分かっている生徒は、なんとなくさが身についてしまっているので、自分ではなかなか修正できません。このような生徒たちには、まず、単なるケアレスミスではないことを、キチンと意識させることからはじめねばなりません。

そして、なんとなく分かっているということは、理解しているのではないこと、曖昧な部分を残さず理解するのが基本であることを指導していかねばなりません。

「計算ミス」とは、計算の仕方は分かっているが、ケアレスミスにより間違えたものを指します。単なるケアレスミスというイメージのある「計算ミス」と言う言葉は、重要な間違えを見えにくくすることがあるので、安易に使ってはいけないと思っています。





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by math90 | 2006-01-08 18:32 | 中学校の数学
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