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by math90
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式の計算とじゅんじょ

小学校4年生で「式と計算のじゅんじょ」という単元があります。ここで、括弧を含む四則混合式について学習します。

    6×(12-8÷2)÷12
    5+(13-8)×3

などです。ここでは、計算の順序を知り、計算のきまりを理解すること、また、これらの式がどのような文章題に対応するのかを学習することが、主な目的とされています。けれども、ここでは、

     6×(12-8÷2)÷12  
    =6×(12-4)÷12 
    =6×8÷12
    =48÷12 
    =4

と書くことは、それほどクローズアップされません。実際、上記のように計算の途中を書く生徒は少数派です。生徒は、途中の式を書かないほうが、カッコイイと思っているのか、書くのが面倒なのか、暗算で計算したり、メモで済ませたりしています。

けれども、たとえ簡単な計算であっても、計算を1つ1つ進めていく毎に式を書くこと、計算していないところはそのまま残すこと、式は等号で続けることなどは、数学の「式の計算」では、とても大切な基本となります。

中学校に入ると、直ぐに分数計算での四則混合算が登場します。この分数計算においても、式の計算の途中を書くことは大きなポイントとなります。生徒たちにとって、小学校より発展した分数計算だけでも難しい上に、これらと平行して、この時にはじめて式の書き方についても学習するのは、かなり負担になっていると思います。

さらに文字式が登場し、方程式として「式の変形」へと発展したとき、この基本がしっかり身に付いていないと、前述の、数学が苦手な中学生の気になること(「計算ミス」の言葉の怖さ等号の使い方多項式と方程式と関数)の中で挙げたような状況になってしまうというわけです。

小学校の4年生の「式と計算のじゅんじょ」の単元で、計算の決まりを学習すると共に、式の計算の途中を書く習慣を付けることが、将来の数学へスムーズに移る時に、本当に大切なことと思っています。






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by math90 | 2006-02-06 08:16 | 小学校の算数
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