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暗記

数日前の新聞に、「円周率暗唱83000桁、自己世界記録更新」という記事がありました。83000桁? 暗唱? 原稿用紙207枚と半分に埋まっている数字を順番に覚えているというわけです。どのように? いや、どうして? ・・・とにかく記録更新おめでとうございます。

つい最近まで、教育現場で「暗唱・暗記」が敬遠されていました。いわゆる偏差値教育への批判からです。今の小学生は暗記が苦手です。「1回読んだけど覚えられない」と真剣に訴えてきます。「それなら、あと100回読んでごらん」と言うと驚きます。こうなると、もう「苦手」という言葉は当てはまりません。暗記を「知らない」といったほうが正しいかもしれません。

暗記の訓練をしていない子供は、興味のないことに対して、意識して暗記することができないし、暗記することをひどく嫌がります。面倒がります。その状況は、大人の想像を超えています。このことをもっと認識したほうが良いと思っています。自分にとって、興味が無くても、難しくても、覚えるべき時には覚えなければならない、という状況は、社会に出たらたくさんあるはすです。彼らは、二十年後の社会を支えていくのですから。

一方で、中学受験をする6年生で、トップ校を狙う子供たちは、平方数(注1)や3.14の段(注2)は軽く覚えています。彼らは、「だって、覚えていたほうが、計算するより楽でしょ。」と、屈託なく笑います。

子供にとって暗記は大人が考えるより苦にならないはずです。流行の歌やゲームなら、瞬く間に覚えてしまいます。彼らは、自分の興味のあることは、無意識に暗記できるのです。もともと、子供は誰もが皆、優れた記憶力を持っているのです。潜在的に持っているその力を伸ばしてやらねばなりません。

記憶力も筋力の一つと思います。鍛えるべきときに鍛えるもの。鍛えていないから、使えない、使うのが面倒になるのです。鍛えるなら早いほうがよいですよね。

(注1) 11×11,12×12, 13×13, 14×14, 15×15 …  
(注2) 3.14×1, 3.14×2, 3.14×3, 3.14×4, 3.14×5 …





 
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# by math90 | 2005-07-07 18:45 | ゆとり教育
テスト対策

公立中学校の1学期期末テストが概ね終了しました。成績不振に悩む生徒の結果が気になります。

この時期の中学数学は、どの学年も計算です。とはいえ、基本ができていない生徒にとっては大変です。加減乗除の計算順序、計算式の中のかっこの意味、分数計算などが、完全に身についていないとスムーズには進めません。これらは小学校の算数で扱った内容ですが、そのあたりの復習に、中2、中3でさえ時間をとられることが多いのです。

成績不振に悩む生徒は、とにかく基本の充実のための時間が必要です。それは、特別なプログラムをすることではなく、復習となる基本演習を根気よく地道に繰り返すことで十分なのですが。

基本に不安を抱えたままでも、いつまでも復習ばかりしていられません。とりあえずテスト対策に取り掛かります。テスト対策は本来の学習ではありません。とりあえずテストに出題されそうな問題を中心に演習します。つまり、これは「対症療法」に過ぎません。

成績UPを究極の使命とされている塾としては、基本の充実を図りたいと思いつつも、テスト対策が即点数につながるため、そちらを優先することになります。基本のできている生徒はこの対症療法でも十分成績UPにつながります。ところが、成績不振の生徒にとっては、この対症療法のみでは当然限界があり、その効果は一時的なものでしかありません。そのことを、生徒はもちろん家庭でも理解して、自覚してもらいたい、といつも訴えています。





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# by math90 | 2005-07-04 22:45 | 中学校の数学
はじめまして
math90 と申します。

ゆとり教育が始まってからの子供たちの学力低下は歴然としています。

公立小中学校の教科書はほとんど「絵本」です。これまでなら、当然していたことがされていません。中学になって成績不振に悩む生徒は、ほとんどすでに手遅れの状況が多いのが現状です。今は、小学校だけでは基礎力が養えないのです。その上、競争原理の排除、結果平等主義などから、小学生時代にモチベーションをなくしてしまう子供たちも少なくありません。そんな、義務教育に危機感を持った家庭と、そうでない家庭とで教育の2極化が進んでいるのが現実です。

最近では、これからの義務教育にたいする議論も高まっているようです。けれども実際にゆとり教育を受けてしまった世代は、どうしたらよいのでしょうか? 今、まさに子供を育てている世代はどうしたらよいのでしょうか?

教育産業という現場にいる私が、日々感じていること、考えていることをまとめていこうと思っています。中学校で手遅れにならないようにするには、どうしたらよいのか、かなりの勉強を強いられる中学受験生とその家庭はどうしたらよいのか。小学校の算数と中学受験の算数、それぞれの学習の仕方をまとめてみました。少しでも参考にしていただければ幸いです。


数学科卒。現在、個別指導塾の講師、中学受験算数の家庭教師、某予備校大学受験理系コースの数学担当として、算数・数学の指導をしています。大学院生の息子と、大学1年生の娘の母です。


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# by math90 | 2005-07-01 00:57 | プロフィール