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by math90
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百ます計算の使い方

百ます計算は、賛否両論があるようですが、私はよい教材と思います。

算数・数学において、計算力は必須です。計算力をつけるには、まず十進法に基づいた数に対する「感覚」(数のセンス)を身に付けることが大切と思います。百ます計算を利用してそれを養っていけると思います。

百ます計算は、タイムが大きな要素となっています。1桁同士の足し算・掛け算、2桁-1桁の引き算、それぞれ「2分以内」が目標となります。

「2分」という時間を切るには、繰り上がり・繰り下がりが反射的、瞬間的に分からねばなりません。この反射的、瞬間的に分かる力が、後に数のセンスを育てていく基礎となると思います。そこで、まず、その力をつけてほしいということです。

単純に考えて1題1秒、100題で100秒。数字を書くことを考えあわせて、「2分」という時間が出てくるわけです。私は、これ以上のスピードを要求する必要はないと思います。大体「2分」を切れるようになったらOKです。


子ども達は、この課題は簡単にクリアしてしまいます。そこで、私の勤務している塾では、2桁+2桁、2桁-2桁、2桁×1桁 を上級編として、次に取り組ませています。

計算力をつけるには、多く練習するとうよりも、毎日練習することの方がが大切なので、1週間で5枚ほどを目安に宿題に持たせています。そして、上級編の子ども達には、タイムではなく100点を要求しています。ここは点数にこだわります。

上級編の100題の計算を全て正解するためには、忍耐・根気・持久力・集中力・丁寧さなどが必要です。「1度もミスをしない」ためには、どのように取り組めばよいかを、子ども達に経験してほしいと思うからです。99点と100点は、たった1点差ではありますが、じつは、その取り組み方には、大きな違いがあることを体得してほしいと思っています。



最近は、上級偏でなかなか100点にならない生徒がでてきました。上級編まで進んでいる子ども達は、ある程度の計算力はついているはずです。半年ほど、継続しても1度も100点にならない生徒もいました。

忍耐・根気・持久力・集中力・丁寧さなどを鍛える機会が、家庭生活でも小学校生活でも減っているのでしょうね。



  百ます計算上級偏 足し算の例
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  百ます計算上級偏 引き算の例
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  百ます計算上級偏 かけ算の例
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# by math90 | 2006-06-03 14:59 | 小学校の算数
にほんブログ村、退会しました

昨年10月より登録していたブログランキングのにほんブログ村の教育ブログから、本日、退会しました。

ブログ村よりお越しいただいていた皆様、クリックにご協力してくださった皆様、本当にありがとうございました。

6月より、仕事が忙しくなり、ランキングに参加するような頻度で記事の更新をすることが、難しくなってしまいました。

村長さん、助役さん、スタッフの皆さん、お世話になりました。本当にありがとうございました。これからも、ブログ村を応援しております。


ブログ自体は、続けていこうと思いますので、また、覗いていただければと思います。
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# by math90 | 2006-05-31 17:46 | その他
「センター試験 解答用紙、書式見直しへ」 ~読売新聞~

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 大学入試センター試験の採点時、センターが23年間にわたり、受験番号の記入ミスをした受験生を救済していたことについて、小坂文部科学相は26日の閣議後会見で、記入ミスを防ぐため、センターに解答用紙のマークシートの書式を見直すよう指示したことを明らかにした。
 小坂文科相は「長い間勉強してきた成果が、単純ミスですべて失われるのは、あまりにかわいそうで、救済を行うことは否定しない」と述べ、センターの対応に理解を示した。その上で、解答科目のマーク漏れは一律0点として処理されていることにも触れ、「不公平につながらないよう選択科目の記入欄などを工夫してほしいとセンターに指示した。ミスが起きないようなセーフティーネットを張るべきだ」と語った。
 今春のセンター試験では、受験番号の記入漏れや誤記が約7000件に上り、センターはミスをした受験生をすべて割り出し、通常通りの採点を行った。   (2006年5月26日 読売新聞)

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センター試験の救済処置に続いて、セーフティーネット案、少々過保護な気もします。大学入試センター試験を受ける世代は、既に「子ども」とは言いがたく、世界的に見れば、その年齢でまだ教育を受ける機会があること自体を感謝すべき年頃と思います。自分の受験番号くらい、自分の責任で記入してもよいのではと思ってしまいます。


文科相が教育的配慮をするならば、公立小学校の学習内容との違いが大きく、小学生には相当な負担となっている中学受験のあり方に対してではないでしょうか。
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# by math90 | 2006-05-28 14:30 | ニュース
時間は後ろを向いて進んでいる!

以前、時計の学習をしているときに、ある女の子が目を輝かせながら、「時間って、後ろを向いて進んでいるんだね」と言いにきました。

はじめは、何を言っているのか、意味が分かりませんでした。

彼女曰く、「もし、時間が前を向いて進んでいたら、1時50分は、2時より10分うしろだから、2時10分前ではなく、2時10分後と言うはずでしょ。」

<彼女の考え方>
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なるほど。確かに。そう考えると「時間は後ろを向いて進んでいる」ことになります!


子どもたちの発想は素晴らしいです。子どもたちの発見は直感的です。こんな発見を、ともに驚き、喜び、評価する。そして、何故そうなのかを、ともに調べ、考える。それが、子どもたちの自信となり、「生きる力」となっていくように思います。

「ゆとり」が必要なのは、子どもたちではなく、それを受け入れる大人の方かも知れません。
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# by math90 | 2006-05-20 17:33 | 教育・子育て理念
小数の足し算、引き算

ここ数年、6年生の子ども達に気になることがあります。小数の足し算・引き算が苦手なことです。小数の足し算・引き算は、小学校4年生で学習します。ところが、このとき小数第1位の小数までしか扱いません。
   1.62+2.2=3.82
などの計算は、発展的な学習とされているため、すべての生徒が学習しているとは限りません。

教科書や準拠のドリルには 
   3.5+1.7=5.2
のような小数第1位同士の計算が多く、
   2+0.3=2.3
のように桁が揃っていない計算は、それほど多くはありません。

従って、小数の足し算・引き算は、小数点を揃えるということを、強く意識するまでには至らず終了してしまいます。算数の授業の絶対時間が少ないので、仕方がありません。

小数点を揃えることを意識するのに、小数の足し算・引き算の筆算(縦の計算)がとても有効です。ところが、もともと筆算もあまり扱わない上に、多くの問題が、すでに小数点を揃えた筆算の形で与えられるので、ここでも、自分で意識して小数点を揃える経験が十分にできません


さらに、翌年の5年生では、「小数の掛け算・割り算は最後の桁を揃える」ということを、ここでは徹底的に学習してくるので、多くの子どもたちは、6年生で改めて小数の足し算・引き算をさせると、
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となってしまいます。


6年生で、入塾してくる生徒は、すでに算数が分からなくなってしまった生徒ばかりではありません。最近では、中学受験はしないものの、中学校を見据えて、6年生から入塾してくる生徒も多くいます。彼らは、学校では算数が苦手というわけではないそうです。そのような生徒の中にも、この小数点を揃えることがあやういという状況がみられます。

中学以降の数学では、小数は分数に直してから計算することが多いため、実は、この現象は、表には現れることはほとんどありません。この現象に出会うのは、中学・高校の理科の先生のみかもしれません。「理科離れ」をさらに推し進めてしまう遠因になるのではないかと危惧されます。

最近では、発展的学習もすこしずつ取り込まれるようになっているようで、今後には期待できますが、すでに現在、高学年や中学校の生徒たちの小数の計算には、十分な注意が必要であると思います。


  関連内容はコチラ ⇒ 筆算分数計算
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# by math90 | 2006-05-17 23:05 | 小学校の算数