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線分図
小学校3年生になると、文章題でこれまで○やテープで表していた図を抽象化して、対象となる量を線分の長さで表すという、「線分図」を学習します。子供たちにとって、この○やテープの図から線分図への移行が、難しいようです。 先の 数学的に読む で取り上げた例題1の図を線分図にすると、 となります。子供たちは、○を使った図は簡単にかけるのですが、それを線分に変えることに、抵抗を感じるようです。 それまでは、単位についての学習で、人数、長さ、かさ、個数、金額などは、「質の異なる量」であることを繰り返し指導します。ところが、線分図では、「人数でも、長さでも、かさでも、個数でも、金額でも、すべて同じように線分1本で表しましょう」というのですから、混乱するのも仕方がないと思います。 さらに、線分図は、問題文の情報の関係を視覚的に捉えるのが目的なので、実際の長さの割合は、正確でなくてもよいことも、子供たちには、かえって難しいところなのでしょう。 中学生になっても、文章題の苦手な生徒は、文章題の3ステップのうち、ステップ(Ⅰ)ができていないのか、線分図への移行でつまずいたのかを、きっちり見極めねばならないと思います。
by math90
| 2005-10-09 00:35
| 文章題
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