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最小公倍数の求め方 [追記あり]
小学校では、6年生で初めて通分が登場します。6年生の算数の大きなポイントとなるところです。通分に先駆けて、最小公倍数の学習があります。この最小公倍数の求め方が、小学生には、少々複雑で分かりにくいようです。 小学校の最小公倍数の求め方は 「大きいほうの数字の倍数が、小さいほうで割り切れる数で一番小さい数」 と言うことになります。 たとえば、18と42 の最小公倍数なら 42×1=42 42÷18 は割り切れないので × 42×2=84 84÷18 は割り切れないので × 42×3=126 126÷18 は割り切れるので ○ より、最小公倍数は 126 と探します。 このとき、暗算が苦手な子供は、途中の計算(42×3、84÷18、126÷18)が、筆算になるので、とても時間がかかり、負担の多い作業となります。このあたりが、分数計算が苦手と思う始まりかもしれません。 結局、最小公倍数を探す手間より、通分する分母の2数をかけて通分するほうが、はやい、となってしまいます。それゆえ、分母が大きい数になり、ますます分数計算がイヤになるわけです。 そこで、簡単に最小公倍数が分かる方法を示しておきます。 最小公倍数を求める二数を、どちらも割れる数で、割れるだけ割っていきます。 2 )18 42 18と42は共に2で割れるので2で割る 3 ) 9 21 9と21は共に3で割れるので3で割る 3 7 このとき、2、3、3、7 をかけたもの 2×3×3×7=126 が、最小公倍数となります。(ちなみに、2と3をかけたものが 2×3=6 が、最大公約数となります。) この方法は、中学3年で発展的内容として扱われますが、最小公倍数を求めるときの計算量はぐっと減らせ、通分も少しはラクになるはずなので、小学生で学習しておくと良いと思います。 [追記] (2009,4,28) 最小公倍数の例題をみてみよう! → コチラ
by math90
| 2005-07-28 11:09
| 小学校の算数
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