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百ます計算の使い方
百ます計算は、賛否両論があるようですが、私はよい教材と思います。 算数・数学において、計算力は必須です。計算力をつけるには、まず十進法に基づいた数に対する「感覚」(数のセンス)を身に付けることが大切と思います。百ます計算を利用してそれを養っていけると思います。 百ます計算は、タイムが大きな要素となっています。1桁同士の足し算・掛け算、2桁-1桁の引き算、それぞれ「2分以内」が目標となります。 「2分」という時間を切るには、繰り上がり・繰り下がりが反射的、瞬間的に分からねばなりません。この反射的、瞬間的に分かる力が、後に数のセンスを育てていく基礎となると思います。そこで、まず、その力をつけてほしいということです。 単純に考えて1題1秒、100題で100秒。数字を書くことを考えあわせて、「2分」という時間が出てくるわけです。私は、これ以上のスピードを要求する必要はないと思います。大体「2分」を切れるようになったらOKです。 子ども達は、この課題は簡単にクリアしてしまいます。そこで、私の勤務している塾では、2桁+2桁、2桁-2桁、2桁×1桁 を上級編として、次に取り組ませています。 計算力をつけるには、多く練習するとうよりも、毎日練習することの方がが大切なので、1週間で5枚ほどを目安に宿題に持たせています。そして、上級編の子ども達には、タイムではなく100点を要求しています。ここは点数にこだわります。 上級編の100題の計算を全て正解するためには、忍耐・根気・持久力・集中力・丁寧さなどが必要です。「1度もミスをしない」ためには、どのように取り組めばよいかを、子ども達に経験してほしいと思うからです。99点と100点は、たった1点差ではありますが、じつは、その取り組み方には、大きな違いがあることを体得してほしいと思っています。 最近は、上級偏でなかなか100点にならない生徒がでてきました。上級編まで進んでいる子ども達は、ある程度の計算力はついているはずです。半年ほど、継続しても1度も100点にならない生徒もいました。 忍耐・根気・持久力・集中力・丁寧さなどを鍛える機会が、家庭生活でも小学校生活でも減っているのでしょうね。 百ます計算上級偏 足し算の例 百ます計算上級偏 引き算の例 百ます計算上級偏 かけ算の例
by math90
| 2006-06-03 14:59
| 小学校の算数
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