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by math90
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筆算
ゆとり教育になって以来、小学校では電卓を使用するときがあります。問題の横に電卓マークがあれば、子供たちに電卓を渡します。けれども、子供たちに電卓を渡すときは、いつも後ろめたさを感じてしまいます。子供たちが、塾で電卓をたたいている姿は、私にはとても奇妙な光景に見えます。 小学校では、3桁×2桁、3桁÷2桁まで、掛ける数・割る数は小数第1位までしか扱いません。この範疇から外れたものは、電卓になります。つまり 2.3 × 0.56、 1500÷125 、 などの計算が電卓対応になります。 電卓を使わないで指導しようと試みましたが、計算に気をとられ、肝心の問題の要点をつかめなくなってしまいます。週に1回程度の塾では、この計算のフォローは残念ながら不可能です。 中学校では、小学校で学習しなかったところを補足で取り組んで学校もあるようです。が、その機会がない子供たちは、このレベル以上の掛け算・割り算の筆算をする機会がないと思います。日常生活では、それこそ電卓で処理しますから。となると、6桁÷3桁や4桁×4桁 の筆算を一度も経験したことのない高校生が、たくさんいるかもしれません。 今年度、小学校でゆとり教育を受けた最初の学年が大学生になりました。来年度、小学校1年生から、ゆとり教育で育った学年が高校生になります。どうか、高校・大学でも、彼らを、根気よく指導していただきたいと思います。
by math90
| 2005-08-03 10:26
| ゆとり教育
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