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by math90
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6年生の夏期講習(1) 

夏期講習も中盤に差し掛かってきました。11、12歳の受験生にとっては、体力的にも、精神的にもきつくなってきます。

大手の進学塾では、夏期講習中も大量の宿題が出されていると思います。
進学塾の学習の進め方は、らせん階段のように、少しずつ難度を上げながら繰り返しの学習をすることで、「全体」のレベルUPを図るという方法です。全体の力を、まんべんなく伸ばそうと思う塾としては、有効な方法です。そして、どの子供にも対応させるためには、宿題もまんべんなく、大量になってしまいます。

ところが、この宿題に振り回されてしまうようなことも少なくありません。朝から晩まで、必死で宿題をさせても、まだ終わらないと、あせり感ばかりが募ってしまう場合です。あせり感のなかで、学習内容を定着させていくことは、難しいことです。

がむしゃらに与えられた宿題をこなすことで、力をつけていく子供も、もちろんいます。が、あせり感から、子供が「宿題をしないと、しかられる」という発想になり、きっちりとした理解なしで、「といあえず済ませる」ことを目的としてしまうような状況を、多々見かけます。

6年生にとって、夏期講習がじっくり取り組める最後の時間です。宿題は、「すべてすること」に主眼を置かず、「プライオリティー」を付けるとよいと思います。プライオリティー順にできるところまでをすればよいのです。残った分は置いておけばよいです。また、理解できているところは、多少とばしても大丈夫です。その分の時間を苦手分野の丁寧な理解に当てた方が効果的です。

子供の得意分野・不得意分野を把握し、プライオリティーの付け方を、塾の先生に相談するとよいと思います。





 
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by math90 | 2005-08-09 14:18 | 中学受験の算数
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